今日は月に一度の[胡蝶舞踊講習会]。着物に着替えて美容室へ直行。いつもの夜会巻きに上げてもらって稽古場へ。土曜日の浅草はいつもながら驚くほどの人で賑わってましたよ。人込みをかき分けて稽古場到着。今回の参加者は13名。久々の立ち役(男役の舞踊)で今年が旬の坂本竜馬を描いた[青嵐の夢(せいらんのゆめ)]でした。扇を使って立ち回りを表現したり、故郷の土佐のよさこい節に想いを馳せる…といった表現が特徴ある振り付けをしてみました。
今年もあと一回で講習会も締めくくり。来月の講習曲目、何にしよう…? 等と考えつつ、静岡から毎回来て下さっている受講生の方からの蟹がてんこ盛りのお弁当の差し入れを頂戴して遅めの昼食。
講習終了後は個人稽古が二人。入門まる二年になる大谷さんの課題曲は、今日から始めた[高瀬舟]。ダンスの舞台経験も豊富な彼女はとっても躍動的。しっとりとした[和]の表現と格闘しています。
今日の着物は綿久留米の袷に、弁慶格子の昼夜帯。帯上げは水浅葱、赤っ気無しにして、立ち役の課題曲に合わせて、素朴で抑え気味の取り合わせです。曲中に扇を口にくわえる振りがあるため、扇の骨や地紙に口紅が付かないように口紅はベージュの極薄に。でも本番の舞台ではそうはいきませんが…。ちなみにこの綿久留米の着物ですが、綿裏では滑りが悪く踊りにくいので、胴裏、裾回し(八ッ掛)は絹で仕立ててあります。とっても着やすくて温かいですよ。
[綿の着物に絹の裏]お試しあれ。
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