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11月24日 MAO美術館

温泉の朝湯は最高ぉーっです。

朝は夕霧の間の部屋付きの露天風呂。熱めのかけ流しを水で冷ましての長風呂は極楽浄土。チィ~ン…合掌、といった具合。

この石庭の特徴は、各部屋が一つづつ孤立して敷地内に点在してるんです。

わざわざお食事を各部屋に運ぶんですから、さぞ手間のかかる事でしょう。日頃頂かない朝ごはんにこれまた久々の御対面。

丁寧な仲居さん、怪しげなる大女、胡蝶をどう思っているのかしら…、等と想像しながら身支度を整えて御出発。

熱海の高台にそびえるかのMOA美術館へ。

光の天井の延々たるエスカレーターからして、アートの極み。

巨大な硝子から相模湾を望む眺望に迎えられ、国宝の収蔵品の野村仁清作の色絵藤花文茶壷に溜息。美です。

艶やかに再現された秀吉公ゆかりの[黄金の茶室]や能舞台、レンブラントの自画像、モネの水連にも久々の対面。

改めて創立者、岡田茂吉氏[1882~1955]の美術に精通なさった偉大さに感服。国宝の尾形光琳作[紅白梅図屏風]を手に入れられたときの氏の慶びを想像するだけで胡蝶も鳥肌が立ちました。

本当に素晴らしい収蔵品の数々、MOA美術館。

思いがけず隣接茶亭付近の紅葉は、目を見張る美しさ。

昨日とは打って変わった秋の青空に紅葉のコントラストは、まさに[紅葉狩]の舞台を見るようで、気分はもう戸隠山の[更科姫]でした。


大満足のうちにこだまに乗って東京駅。都会の喧騒と浅草のざわめきに舞い戻って参りました。

今夜は更科姫、観音裏で蕎麦で一杯やりましょうかしら。

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