緊急事態宣言下の、五月晴れのゴールデンウィーク。
皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。
胡蝶は先日お知らせの通り、入院しておりました。
突然の胸の痛み、呼吸困難に襲われまた。
コロナ蔓延の折ですので、救急車を呼んでもすぐに受診する事は
難しいだろうと、とっさに感じました。
激しい息苦しさの中、タクシーで掛かり付けの
御茶ノ水の日大病院に直行しました。
日大病院は、これまでも胸椎圧迫骨折や、心臓のアブレーション手術で
何度も手術をしていただきお世話になっている病院です。
受信するに当たり、まずはPCR検査、抗体検査
おかげさまで陰性
CT スキャン、胸のレントゲン、血液検査
結果は 左肺の自然肺気胸 と診断を受け、即日入院となりました。
左の肺がつぶれており、呼吸困難が起きていました。

入院当初は左脇からドレーンを入れて、胸の空気を抜き、つぶれている肺を膨らますという方法だったのですが、経過があまりよくなかったため、手術という事になりました。

なんと手術前日から、翌日一日40時間の 絶飲食 です。

全身麻酔で、左の脇三か所から胸腔鏡を挿入しての手術となります。
長年吸っていた煙草のせいもあり、左の肺の上部がだめになっているようで、
そこの部分を綺麗に取り除き、肺の破れている部分を縫合するという段取りです。

おかげさまで手術も無事終わり、

翌日からの経過を診察して頂く段階にまでこぎつけました。

緊急事態宣言という事もあり、病院は院内感染の恐れ
お見舞いの方を全てお断りする体制になっていました。
皆様美味しそうなものを沢山お持ちくださったそうですが、
残念な事に1階の総合受け付けであえなく断られ…
追い返されてしまったようです。
わざわざお越しくださった皆様
本当に申し訳御座いませんでした。
宣言下の御茶ノ水の街も本当に静かでした。
その後経過も順調で、肺も充分に膨らん出来たと云うことで…
大事をとっても2、3日という主治医の先生の言葉を
そっくりそのままお返しして、
自宅で自粛しつつおとなしく養生しておりますということで…
大型連休の入りとともに退院して参りました。

大ざっぱでは御座いますが、今回の入院の顛末をご報告させて頂きました。
ただお医者様と誓いましたのは
14歳の頃から吸っていました煙草…
今回本当にやめるという決断を致しました。
もう少しだけ舞台に立っていたいですからね。
間もなく退院して6日
明日は術後の検査に御茶ノ水に行って参ります。
自粛中 又してもショールを縫い続けております。
昨晩から 市川団十郎家でお馴染みの 三升 の紋どころを
白縮緬と 茶の縮緬で切り継ぎしております。


緊急事態宣言も延長される方向で調整していると云うことです。
7月に延期させて頂きました 宗山會 何とか皆様にお楽しみいただきたく、
開催出来ますように、日夜祈っております。
ゴールデンウィーク明けから
感染対策を万全にお稽古 開始致します。
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