舞台やお稽古、お店の営業など毎日髪を結って、
着物を着ていた日常から何もかもが、すっかりと変わってしまった自粛生活の日々
皆様は如何お過ごしでしょうか。
美しい着物に携わって、常に何かを発信し続ける事で生きてきた私ですから
社会と隔絶された生活ののなかで、苦肉の策で思いついた自粛対策…
胡蝶は朝から晩まで、昔の衣裳や古布でショールを創っています
いずれも四十年以上に渡って収集した古布や、
以前に私の着ていた舞台衣裳などを使用しています
例えばこちらは、戦前の型染友禅を市松に継ぎ縫いして
こんなふうに仕上げています。
色々なパターンがありますよ。
江戸縮緬の墨染の龍の一枚です
とても魅力的な古風な仕上がりでしょ、
ショールはどれも少々長めに拵えています。防寒具としての意味もありますが、
着物出来るにはちょっと気恥ずかしいけれど
無地の縮緬のショールの裏からチラリと見える大胆な友禅が
新しい着物の楽しみ方の一つとして胡蝶は提案しています。
これは、粋な江戸小紋ばかりを集めた一枚です
裏側はこうやって一枚一枚、気が遠くなるほど縫い合わせますよ
裏から見ると何だかよくわからない継ぎ接ぎだらけですが
こんな感じに仕上がります。胡蝶のこだわりは、
一枚のショールに同じ柄を一切使用しないところですよ
見ているだけでも飽きなく、楽しいですよ
これは、歌舞伎の廓文章の伊左衛門の紙子の衣裳をイメージして仕上げた一枚です
自粛生活の中、日夜取り憑かれた様に縫い続けています
百枚を目指していますよ。いつか近い将来、皆様に御披露させて頂いて
適正価格でご購入頂き、
宗山流の空白の無収入状態の助けになればと思っています。
又ご報告申し上げますね
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