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第56回 推薦名流舞踊大会


コロナの影響で三年ぶりの開催となります、東京新聞主催の推薦名流舞踊大会

胡蝶は今回十回目の出演となります。

今回は、推薦名流では二度目の上演となります[大和楽 かしく道成寺]

を踊らせて頂きます。



猿若流、流祖猿若清方先生の作詞、大和久満家元作曲の猿若流の名曲です。

吉原の半玉から、一人前の廓芸者になってゆく様子を、道成寺の構成を

廓に見立ててて、華やかな構成の曲です。


胡蝶は、芸者の踊りとして、新たに振付けさせて頂き、勤めさせて頂いております。



大座敷の二つ折り屏風は、道成寺に見立てた、釣鐘に桜で… 洒落てますでしょ

かしく道成寺… の[かしく]とは、女性からの文の結びに 候かしく[こ]と書いた事から

天紅の色気のある恋文… を想わせる風情です




胡蝶のかしく道成寺 は、文字ちらし に拘った意匠にしています。

こちらは鬼絞縮緬の文字散らし手拭です

本当に色気のある小道具でしょ、


 帯は白塩瀬に書きなぐりの 文字散らしです







今回はどの扇を使用しようかと、迷っております

こちらは前段の黒地に染井吉野の引き抜き被せの衣裳です




引き抜いて、後半は薄墨地の染井吉野です

初演の折に誂えた大好きな引き着の一枚です



今から緊張しております。

コロナでなまり切った身体を、只今仕上げております… 笑

アルコール消毒は欠かしません


お時間が御座いましたら、是非ともご来場くださいませ

今回も大和櫻笙家元社中の最高の演奏にて御覧いただきます








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