コロナの影響で三年ぶりの開催となります、東京新聞主催の推薦名流舞踊大会
胡蝶は今回十回目の出演となります。
今回は、推薦名流では二度目の上演となります[大和楽 かしく道成寺]
を踊らせて頂きます。
猿若流、流祖猿若清方先生の作詞、大和久満家元作曲の猿若流の名曲です。
吉原の半玉から、一人前の廓芸者になってゆく様子を、道成寺の構成を
廓に見立ててて、華やかな構成の曲です。
胡蝶は、芸者の踊りとして、新たに振付けさせて頂き、勤めさせて頂いております。
大座敷の二つ折り屏風は、道成寺に見立てた、釣鐘に桜で… 洒落てますでしょ
かしく道成寺… の[かしく]とは、女性からの文の結びに 候かしく[こ]と書いた事から
天紅の色気のある恋文… を想わせる風情です
胡蝶のかしく道成寺 は、文字ちらし に拘った意匠にしています。
こちらは鬼絞縮緬の文字散らし手拭です
本当に色気のある小道具でしょ、
帯は白塩瀬に書きなぐりの 文字散らしです
今回はどの扇を使用しようかと、迷っております
こちらは前段の黒地に染井吉野の引き抜き被せの衣裳です
引き抜いて、後半は薄墨地の染井吉野です
初演の折に誂えた大好きな引き着の一枚です
今から緊張しております。
コロナでなまり切った身体を、只今仕上げております… 笑
アルコール消毒は欠かしません
お時間が御座いましたら、是非ともご来場くださいませ
今回も大和櫻笙家元社中の最高の演奏にて御覧いただきます
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