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第25回 宗山會

梅雨明けとともに、緊急事態宣言の再発動、オリンピックの開会と 熱い日々が続いております


5月開催予定で延期となっておりました第25回宗山會を7月の8日に開催させて頂きましたので、ご報告させて頂きます


今回はご案内の通り、コロナ禍での開催となりましたので、ごく少人数の出演者で構成させて頂きました。

一部は主に純邦楽、古典演目から


色々とご紹介したいのですが、まだ私の手元に舞台の写真が届いておりませんので、私以外の出演者が写真は、各出演者の SNS などでお楽しみ下さいませ。



こちらは私の1部の演目、清元の[夕立]です


黒紗の裾引きに、弁慶格子の丸帯を合わせました


今回の楽屋暖簾は 滝の白糸 さんより贈られました将棋の駒の意匠です 笑


今回本来この夕立という演目は、 網模様燈籠菊桐 と云う河竹黙阿弥の芝居の一場面の

浄瑠璃として作曲されました。とても色気があって人気曲となったことから、そこの部分の楽曲だけを取り出して、芝居とは異なった色々な演出で、日本舞踊の人気演目の一になりました。



胡蝶の夕立は 殊更に濃厚な構成にしてあります。ご来場になられなかったお客様には、又の機会に御覧頂きたいと存じます。


私の夕立の前後に大和楽の 花吹雪 鐘 かしく道成寺 を御覧頂き、1部の締めと致しました。


2部では、宗山の歌のお姉さんこと、




門弟会の西山美海さんの歌声で 愛傷歌 を


夏の絽の秋草の裾引きに、シニョンで胡蝶演歌舞踊ワールドです。


引き続き問題作品、珍妙演目 終着駅です



ここでは私の姉の 杉村秋子 が勤めました

何とも文字でご説明する事も難しい演目です。



訳あり女の吹きだまり、過去から逃げてくる女たちの悲しい物語です

このような演目は、見た目よりもはるかに手間隙がかかり、まともな美しい演目よりもお稽古も衣装も小道具も大変なんです。なかなか再演の難しい演目です


ここで気を取り直して若手による 江戸の娘の可憐な演目 

栃木杏友、たけくらべ  宗山流倭 深川雀



終着駅からの演目の世界観の落差が凄いです


そして中盤戦からは

[胡蝶演歌舞踊の世界]コロナに負けない特別版

冒頭の 大江戸花ごよみ、世界的運動大会点灯式 

の舞台が手元に届いておりませんので割愛させて頂きます



この衣裳は、この自粛中に胡蝶が時代着物を切り継、

パッチワークして仕立てた裾引きです




この手の衣裳は、新規で染めても、なかなか雰囲気のあるものが仕上がりませんので、昔から収集していた桶絞りの着物を基本にして仕上げてみました。

今回は 天城越え で着卸しです



いずれ又、帯やコーディネートを変えて御覧頂きたいと存じます


そして今回、ごく小ぢんまりとした開催のため

唯一の御賛助出演を頂きました、三十八年来の舞台のお付き合いになります

春謡妙右衛門さん



病気療養中の体を押して、4月に上演させて頂きました

婦系図 湯島境内 を再演させて頂きました。


8月8日にも両国の江戸東京博物館で共演させて頂きますことを楽しみにしております



同じ泉鏡花原作の作品 滝の白糸 の暖簾の前で 

お蔦が佇んでいるのも 面白い景色です

お蔦の衣裳は、演じ手の好みで縞の幅が異なります

胡蝶はシンプルな納戸の棒縞を好んで着ております



そして後半は立ち役

こちらも衝撃演目 桃主演の[浪曲子守唄]

こちらも口では説明する事も出来ない、手の込んだ爆笑演目です。

この日一日のための幻演目でした。



いよいよラストスパートは 大江戸浅草花太郎 

から深川マンボ



宗山名物の 総をどり 隅田川ぞめき にて

今回も何とか千穐楽させて頂きました


本当に、昨年よりも今回の開催は、色々と思い悩むことも多い宗山會でした

ご来場頂きました皆様、出演者一同 心より御礼申し上げます。そして一日も早く安心してお楽しみ頂けます日が参りますこと、日々祈っております。



プログラム御挨拶よ


踊りの灯を絶やさない…


梅雨に入り、コロナウイルス蔓延禍の折、皆様には何かと息苦しい日々をお過ごしの事と存じます。

例年は五月に開催の宗山會ですが、今年は緊急事態宣言により、七月に延期をさせて頂く事となりました。又、浅草公会堂が今年は改修工事のため会場を渋谷の伝承ホールにて開催させて頂く運びとなりました。

『不要不急の外出を控える…』と云う昨今の情勢… 果たして日本舞踊は[不要不急] なのか… 何が重要で何が不要なのか。昨年来、一年半この課題と向き合いつつ、大きな身体で肩身の狭い思いで…綱渡りの舞台を勤めて参りました。今回の宗山會の開催につきましても、ご来場の皆様の事、出演門弟の事、スタッフの事など考えますと、開催を断念する事も覚悟しておりました。今年に入って早々の緊急事態宣言… 自問自答を繰り返す長い冬でした。外出を控えて、じっと自粛している事だけがコロナ終息の鍵なのか… あくまでも胡蝶の考えですが、それは違うと思いました。できる限りの対策と感染リスクを抑え、活気溢れる舞台を開催する。この様な時だからこそ、踊りの癒しを必要とするお客様と出演者の大切な舞台を[細々でも維持し続ける…]が私の使命との思いに至りました。思いの十分の一ほどしか出来ませんが、今現在出来る限りの舞台をご披露させて頂きます。ワクチンの接種も徐々に進んで参りました。もう一息と信じて、前進あるのみです。皆様にはくれぐれも感染防止に努められ、共にこの事態を乗り越えたいと存じます。[踊りの灯を絶やさない] ご来場心より御礼申し上げます。











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