8月8日に開催されました春謡妙右衛門プロデュースによる、
両国江戸東京博物館での桃園会
コンパクトな舞台でしたが、全て本衣裳で華やかな企画でした。
宗山流 からは 長唄の 菖蒲浴衣
宗山流 の定紋を首抜きに染めた、縮緬の揃いの裾引きです
これは、演目にちなんで菖蒲の摘み簪です
関西の舞妓さんや芸妓さんはこの摘みの簪をよく差しています。
江戸では娘役では差しますが、芸者役では真理沙しませんね。
胡蝶は個人的に大好きなので、宗山流 ではお揃いで誂えて差しましす。
江戸では[向こう差し]と呼びますよ。
季節感があって、大人でも可愛らしい感じが良いですね。
塩瀬の染めの宗山流の江戸文字の染め抜きの帯は全員で色違いです
胡蝶は [川開き] もご披露させて頂きました。
季節とい会場とい、まさしく 両国の川開きです
裾よけは [袱紗仕立て] で、ほぼ白に近い
[瓶のぞき]に、緋縮緬と重ねて仕立ててあるものです
後半は歌舞伎役者の市川右若さんを迎えて、春謡流、咲貴流の皆さんと、
春謡妙右衛門プロデュースの 歌舞伎の [梅ごよみ]を題材にしたお芝居を
鳴り物の生演奏とともに上演致しました。
宗山流からは 要 扇 倭 杏友
後見に 桃 も参加させて頂き華やかに
35年来のお友達の梅屋福三郎先生、妙風さんとも久しぶりの共演です
なんと、胡蝶は立ち役でお芝居に出演させて頂きました
最後は主な出演者に加え、今回プロデュースの春謡妙右衛門さんも加わっての
[コロナ禍における舞台芸能のあり方]
というテーマでのトークショーも行われ
短時間ではありましたが、中身の濃い舞台でした。
蔓延防止の中、本当に沢山の皆様にご来場頂きましてありがとう御座いました。
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