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静かな浅草

皆様如何お過ごしでしょうか。

日々の感染者数の発表に一喜一憂…

大雨被害のニュースなど、本当に心穏やかに過ごせる時間がありませんね。



こちらの写真は、 Facebook の友人が掲載した梅雨の晴れ間の浅草寺仲見世です。

こんなに閑散とした仲見世は今迄見た事がありません。

宗山流は四ヶ月ぶりにお稽古を再開致しました。

遠方から通ってくるお弟子さんは、道中の感染リスクが高い為…

まだお稽古再開をなさっていらっしゃらない方が沢山いらっしゃいます。

胡蝶も舞台に立たせて頂いて35年になりますが、

半年もお客様の前に立たなかった事は初めてです。

でもこの時間が、改めて自身の舞踊家としてのあり方を

冷静に見つめられる貴重な機会だと感じています。

[余り物事を深刻に考えないお調子者の胡蝶ですから… 

何の薬にもなっていないとは思いますが 笑 ]

そしてあいもかわらず古布と奮闘してショールを縫っています。



最近は、縞を基調にした切り継ぎにはまっています。

粋可愛い… がコンセプトですよ



こちらは、墨ぼかしの以前に気に入って着用していた訪問着を洗い張りして

創った一枚です。



今迄の舞台出演に費やしてきた時間は…全て縫い物の時間に変わっていますよ。

百枚仕上がった時点で、皆様に御覧頂きたいと思っています。

そして全てのショールが、皆様のもとに嫁入りしますように… 笑

新仲見世の 酔処胡蝶 も外出禁止の全面解除で八十日ぶりに再開させて頂きました。




八十日間の御休み中も、肝臓がなまってはいけないので…

日々精進を重ねてお酒の飲み方だけは忘れない様に猛特訓しておりました。

三密を避けて…

どころか、人気の無い静寂に包まれたお店で… 

閑古鳥を手乗りに手懐けて過ごしていますよ。

感染者数が二百の大台に乗ったときなどは…

閑古鳥もどこかへ飛び去ってしまいました。

浅草近辺の皆様、七色の羽の可愛らしい閑古鳥を見つけましたらご一報下さい。

飼い主の胡蝶が寂しがっていると…

この時期には必ず、風の盆恋唄 が踊りたくなります。



丁度一年前の昨年の七月の国立小劇場で上演させて頂いた 風の盆恋唄一年前が夢の様ですよ。

また皆様の前で楽しい舞台を御披露させて頂ける日を信じて

乗り越えます

8月29日には春謡妙右衛門宗家と、二十年ぶりのお相手役という事で

ゲスト出演させて頂く浅草公会堂の舞台が予定されています。

どうかコロナの影響で舞台が中止にならない事を祈るばかりです。

また本格的に決定致しましたら御案内させて頂きます。

皆様、くれぐれも健康に留意なさって下さいね。

間もなく梅雨明け… 生ビールの美味し季節が到来します。



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