皆様、熱い毎日が続いております…
日々の忙しさに取り紛れ、すっかりご無沙汰して…
申し訳ございません。
ご報告しなければならない舞台がたまり積もっておりますので
先ずは昨年11月から年末の舞台をかいつまんで振り返らせて頂きます。
第39回 大江戸顔見世名流撰 清流会の翌々日の 11月25日
浅草公会堂での 千川流さんの千川会 のゲスト出演…
胡蝶は [お吉] [十日の菊] を踊らせて頂きました
お吉 も お徳 もどちらもうらぶれて、病んでいるお役ですから、
特に今回は派手気を抑えて、ごく薄い浅黄系の小物で合わせました。
寝間着を表現する [下馬] という浴衣を重ねて着ている…
と云う表現の着付けです。
お吉 は三味線を杖に、すがりつくように月を眺めます…
お徳 が抱いているのは恋しい尾上菊之助の [斧琴菊 よきこときく]
を染めた楽屋の半纏です
帯は八反の昼夜帯を 引っ掛け に結んでいますよ
出世した菊之助の襲名披露舞台を思い浮かべながら、独り息絶える お徳 でした
歌舞伎俳優養成所からの付き合い、30年以上の親友の千川流二代目家元 千川貴楽さんの
浅草公会堂の会、今回も打ち上げまで…盛り上がりました。
そして翌日、11月26日 引き続き浅草公会堂にて全国新舞踊協会の公演。
胡蝶は [肥後の盆唄~火の国の女] を御披露
以前 [火の国の女] を上演した際に染めた 酒呑童子の伊達着です。
帯は白地の塩瀬に巨大な江戸籠文字の 宗山流 を散らせた丸帯です
肌脱ぎ襦袢も同様に緋縮緬に染抜いてあります
そして扇さんは [お吉]を
何度も再演を重ねている演目だけに、落ち着いた仕上がりです
要さんは [大川くずし]
冒頭の 奴さん が粋に仕上がり華やかな一曲でした。
胡蝶は取りで [風雪流れ旅] を立ち役にて
プログラムの進行が一時間も押して…
お客様には大変失礼を致しました
ボロボロの笠は、拘りです… 笑
今年の舞踊協会公演は12月4日に浅草公会堂にて開催されます。
そして師走 12月1日
長年お世話になっている巴流家元 巴舞翔先生の会に出演させて頂きました。
会場は世田谷の烏山文化センターです。
胡蝶は [雪の山中] と [涙の酒] を御披露させて頂きました。
本来、胡蝶の雪の山中は、洗い髪で勤めますが、今回はトークを挟んで
歌謡舞踊がありましたので、夜会で踊ってみました…
いつも笑顔の愛らしい巴流家元 巴舞翔先生です。
かれこれ20年以上のお付き合いとなる巴流の皆さんも
いつまでも若々しくてお元気です。
お疲れ様でした。
続く
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